上海浦東空港を離陸

今回も飛行機に乗るためタラップを上がって乗り込んだ。座席は2本の通路を挟んで、2列、3列、2列とあったが真ん中の列の通路側だった。

上海と日本の間は行きと帰りが同じ航空会社だったのだがこの会社では出発前に注意事項を案内するとき乗務員が全員通路に等間隔で並んで注意事項が書かれたパンフレットを持って変なしぐさをするのがとても印象に残った。

9時14分頃飛行機は移動を始めた。少しバックした後、ゆっくりと前へ進み続けた。だいぶん進んだところで停止して何かを待っていた。それからまたまっすぐ進み飛行場の突き当りのところで左へ曲がり少し進んでまた止まった。その後エンジンの音が大きくなり滑走を始めすぐに離陸した。

飛行機が離陸する際のふわっとする感じと機体がガタガタする感じにはなれることができない。この便は大きかったので広州から乗った便よりはましだったかもしれない。

離陸した後、高度が上がり雲を抜けるあたりで機体がガタガタしてふわっとすることが何度かあった。その後、雲の上に出てから安定して飛行した。

飛行機までバスで移動

8時を過ぎるとD230搭乗口の前に人が並び始めたので、案内板を見に行ったら前の便の搭乗時間だった。またすぐに近くの電源のある椅子に座った。

8時30分になるとまた列ができ始めた。今度は自分が乗る便の列だったので並んで待った。しばらくすると飛行機まで移動するバスが到着し入り口が開いたのでバスに乗り込んだ。広州への飛行機に乗る時もかなり離れたところまでバスで移動したが、今回もかなり離れたところまで移動した。

浦東国際空港はターミナルがかなり長くそのターミナルに沿って飛行機が並んでいて搭乗できるようになっている。それとは別にターミナルから離れたところにも飛行機が止まっていてそこにバスで行き搭乗するようにもなっているのでかなりたくさんの飛行機が乗り入れることができるようだ。

搭乗口の待合所で待つ

ゲートを出たすぐのところにはお店がずらっと並んでいた。お店を見てみようかと思ったが時間がもう8時に近かったので自分が乗る飛行機のD230搭乗口へと向かった。

D230搭乗口はエスカレーターを3回下に降りたところの1階にあった。広州へ行く時と同様にバスで飛行機のところに行くようになっていた。

広州行きの時の搭乗口の所と比べると広かった。案内板も日本語で表示されていた。待合所には椅子がたくさんあり、電源コンセントのある所もあった。

上から降りてきてすぐのところにお店があった。飲み物か何かを買おうと入った。置いてあるのは子供向けの人形やおもちゃ、お土産のお菓子などだった。

中国の製品なので食べ物などはあまり買う気になれず、いろいろ見ていたがとりあえず飲み物を買った。ペットボトルに「緑茶」と書かれていたのが無難そうだったのでそれを取り、他に記念になりそうなものが何かないか見ていたら、本のしおりでよさそうなもの(中国らしいもの)を探して買った。そのしおりは56元と意外と高かった。それから搭乗口から少し離れた椅子に座り出発時間まで待つことにした。

ようやく出発ゲートへ

7時頃からようやく受付が始まったが、自分はかなり早くから並んでいたために早くに航空券を発行してもらうことができた。

航空券を受け取ったが飛行機の出発まで時間がかなりあるのですぐに出発ゲートに入らず、一般エリアのどこかで何か食べようかと思ったが、またどんなことがあるかわからないので早い目に行った方がよいと思い出発ゲートに入って行った。

入ってすぐのところはセキュリティチェックが厳しくなかったが、パスポートチェックの後の手荷物検査が少し厳しかった。手荷物検査で「カサ」と言われたので折り畳みの傘を出して見せると傘を少し開いて見ていた。なにか事件があったのかもしれない。その後、荷物の中身チェックをするため籠に入れてベルトコンベアに流し、自分は金属探知機の枠のある所を通りすぐに出た。

航空券の発券待ちで並ぶ

6時頃カウンターHに人が並びだしたので自分も並ぶことにした。受付が何時から始まるのかわからなかったが人が早くから並んでいるので早めに受付を始めるのではないかと思ったがそのようなことはなかった。

6時30分になると待ち疲れてきた。自分の後ろに並んできた男の人がスタッフの人に中国語で何か聞いていたがその後、列を離れてどこかに行った。

よくよく考えてみると早く並んでも良い席になるわけでもなく、もう少し他のところで時間を潰して、遅くにカウンターに来てもよかったかもしれないが、せっかく並んだのでそのまま並んで待ち続けた。

6時40分頃になると黒い服を着たセキュリティの人がカウンターの中に入ってカウンターの中に置かれているチケット発券用の端末の電源を1台づつ入れ始めた。

電源が入れられた端末の画面を見ているとなんとWindows2000のロゴが出てきた。この端末のOSはWindows2000のようだった。

今の時代(2016年現在)にまだWindows2000を使っているのは少し驚いた。でもこれはOSを大規模に導入している企業ではよくあることなのかもしれないと思った。

再び通路を往復

航空券予約用紙をよく見ると出発のターミナルはT2で日本の到着のターミナルがT1ということになっていた。航空券予約用紙がローマ字表記ですごく読みにくいので見間違えてしまった。

そのため再びT2へと向かうことになった。今度もまた違う通路を通り戻った。たしか最初T2へ向かうときはNorth通路、T1に戻るときはCenter通路だったので今回T2へはSouth通路を通った。


上海浦東国際空港内の通路を何度行き来したのだろうか・・・

再びT2の入り口でセキュリティチェックを受けて3階へ上がり飛行機の案内板を探して見ると9時10分の便が載っていた。航空券発行のカウンターはHと表示されていた。カウンターHに行ってみるとまだ受付は始まっておらず担当者が誰もいなかったので近くの待合席に座って待つことにした。時間は5時41分頃だった。


まだ誰もいない

T1とT2を行ったり来たりしているうちに外が明るくなってきた。時間は5時だが空港内ではかなり人が歩いて行来していた。


外がだいぶ明るくなってきた

搭乗する航空便がない?

朝4時ごろベンチの前を人が通り始めたので目が覚めた。向かいにいた人がまだ寝ていたので自分ももう少し寝てようと思い横になっていた。

4時30分頃になるとベンチの前を人が頻繁に通るようになり37分頃に起きた。向かいにいた人はすでにどこかへ行っていなかった。

出発の時間が9時で少し早いがT2へ行くことにした。T2へ行く途中またファミリーマートに寄ってパンを2個買って通路の途中で端の方に座って食べた。

T2に入る前にセキュリティチェックを受けて3階へ行った。3階に上がってから航空券予約用紙を見るとターミナルがT1になっていたので慌ててまたT1へ戻ることにした。

今日もまた通路を行ったり来たりすることになってしまった。また同じ通路を歩くのが嫌だったので来た時と別の通路を行った。

T1の入り口でまたセキュリティチェックを受けて3階へと行き近くにあった案内板を見ると、今度は目的の航空会社のカウンターがなかった。3階を端から端まで探したがなかった。その上案内板には出発する飛行機の時間が9時00分の次は9時20分とあり自分が乗る9時10分の案内がなかった。

浦東空港で1泊

しばらくすると女の人が出発時間を聞いてきた。誰か聞くと空港のスタッフだと言っていた。出発時間を答えると何か案内をしようとしたので自分はここで明日までいると言うとどこかへ行った。

周辺を見ると同じようにベンチに座っている人がいた。自分が座っているベンチの向かいには地べたに座ってパソコンを使っている若い人がいた。パソコンの電源はどこからとっているのかと見ると空港の隅にある空港施設用のコンセントを使っていた。広州の空港でも同じように空港施設用のコンセントを使っている人がいたが、空港の人も誰も注意しないみたいだ。

現在0時6分頃。ベンチに横になり、上着をかぶってリュックサックを枕にして寝た。天井には針金状のオブジェがたくさん取り付けられていた。

落ちてきたら大変だなと思ってしまいました。

再び上海浦東空港に到着

飛行機が着陸して、降りてみると昨日当初搭乗する予定だったC95の搭乗口だった。昨日来たところだったが夜遅い時間の為待合席には誰もおらず真ん中にある大きな液晶テレビだけがついていた。


誰もいないのにテレビだけがついていた


昨日もここに来たが人が少なく店もほとんど閉まっていた

通路を進んで行くと昨日見た変なオブジェがあったのだが、夜周りに人が誰もいないところにあるのを見ると何かシュールな感じがした。


人気のない夜に見るとシュールな感じが・・・


さらに通路を進むと


例の金魚ではなく鯉のオブジェのところにも別のオブジェがあった

日本への便の乗り継ぎの為荷物受け取り場の広い空間から一般のエリアに出た。出るときはセキュリティチェックも何もなかった。

T2には店があまりないのでT1へ向かった。T1にお店があったとしても開いているところはないかもしれないと思い例の通路の途中にあるファミリーマートでサンドイッチとお茶を買った。T1への入り口では夜もセキュリティチェックをやっていた。

T1へ入り昨日のマクドナルドのところを見に行ったがやはり閉まっていた。ほかの店もほとんど閉まっていたが1件コンビニみたいな店が開いていたが売っているものがよくわからなかったので、店の近くのベンチに座って先程コンビニで買ったサンドイッチを食べた。

広州へ向けて出発

搭乗口が閉まりバスがターミナルに沿って走り出した。近くにたくさんの飛行機が止まっていた。バスはしばらくターミナル側を走っていたので近くに自分が乗る便も止まっていると思ったが、ターミナルを離れて滑走路を横切りターミナルの向側のところに止まっている飛行機のところに行った。


バスがターミナルの端まで来た

飛行機の近くでバスが停車したが、搭乗するには一旦バスを降りて飛行機のそばに止まっていたタラップのついた車のところに行きそこから搭乗するようになっていた。すごく近くで飛行機を見ることができた。タラップに乗る際はエンジンを間近に見ることができた。


いったんバスを降りて


飛行機に乗り込む

飛行機は日本から乗ったものに比べると小さめで通路は一つで右側に2列席があった。

出発は17時5分の予定だったが飛行機が動き出したのは20分ぐらいだった。すぐに離陸するのかと思ったらゆっくりとしたスピードで20~30分ぐらい滑走路のあたりを移動した後、途中で止まってなかなか離陸しなかった。結局17時50分くらいにようやく離陸した。滑走路が開くのを待っていたのかもしれない。上海からの出発もまた遅れてしまった。

飛行機が離陸するときは揺れがあり少し怖かった。

飛び立つ際に雨がパラパラと降っていたが、飛行機の高度が上がると夕方の時間だったので窓から強い夕日の光がさしてきた。

飛行機が安定するまで少し怖かったが、ある程度高度が上がり安定した飛行になると気持ちも落ち着いた。上空では揺れはほとんどなかった。

この飛行機は液晶画面が上から降りてきてすべて同じ番組が写されるようになっていた。何かのコマーシャルやよくわからない番組などが写っていた。