昨日のカウンターへ

空港には9時30分頃着いた。10時まで時間がないのですぐに昨日のカウンターのところに行こうと思いT2の2階に向かって歩き始めた。バスが到着したところはT2の端の方だったのでかなり歩くことになった。

カウンターの近くまで来てみると、人が3人しかおらず、前日の女の人とは違う人がいたのでカウンターの前を通り抜けて、昨夜行ったバーガーキングの店の前まで行きどうしようか考えた。遠目にカウンター周辺を見るとスーツを着た男女がうろうろしており、近づきにくい雰囲気があった。

相手が日本人であれば前日の状況を説明するのだが、中国人なので説明することができない。近くに休憩するためのソファーがあったのでそこに座ってどうするか考えることにした。

このカウンターの人たちは空港の正式なサービスとしてやっているのだろうか、それとも空港内で勝手にやっているのだろうかなどといろいろ考えていると何か怪しい気もしてきた。日本とはやり方が少し違うけれどもこれが中国式の空港のサービスなのかもしれない。

前日の女の人がカウンターに来れば行こうと思ったがその人を見ることはなかった。結局10時を過ぎてしまい女の人も来ないのでカウンターに行くことはやめてソファーに座ったまましばらく過ごすことにした。

再びマイクロバスで空港へ

外にはすでにマイクロバスが止まっていたので、乗り込んだ。来る時と同様に他にも何人か(5~6人くらい)乗り合わせていた。

昨日車で来た時は夜だったので周辺がよくわからなかったが、帰りは天気も良く周辺の景色がいろいろ見られた。辺りには大きなビルもなく、都心ではなく郊外のような感じでひと昔前の中国のようなのどかな感じの街だった。上海というとビルが立ち並ぶ近代的な街のイメージがあったが、ここは都心部からかなり離れたところだったのかもしれない。

上海の郊外
マイクロバスで空港へ戻る時に撮影

帰りのマイクロバスの運転もかなり荒かった。高速道路では他の車をどんどん抜かしていったので多分時速100Kmは軽く出していたと思う。宿泊所を出てすぐの交差点では前の信号が赤でもまがっていた。

帰りも20分ほどで空港に着いた。帰りは天気が良く明るくて空港全体を見渡すことができたので写真を撮っておいた。

上海浦東国際空港
だいぶ空港の近くまで来た

上海浦東国際空港
上海浦東国際空港内にあるホテル

バスはT1とT2の入り口あたりで停車したが、昨日宿泊所を紹介してもらったカウンターに10時に行くことになっていたのでT2のところで降りた。

謎の宿泊所をチェックアウト

翌日の朝モーニングコールがあった。自分の腕時計を見ると7時だった。腕時計の時間は、昨日空港に着いたとき見た時計が1時間遅れだったので、それに合わせていた。9時までまだ2時間があるのでもう少しゆっくりできるなと思いテレビをつけて見ていた。

ここに宿泊できたおかげでスマートフォンやモバイルバッテリーに充電することができた。ただWiFiルータの方はなぜか充電できていなかった。電源がOFFになっていなかったためか充電できる状態になっていなかったのかもしれない。

昨日この部屋に入った時は夜で窓の外に明かりがなく暗かったので景色が見えなかったのだが、窓の外を見てみると宿泊所のすぐ横に川が流れていた。この川の流れる音が昨日の夜聞こえていたみたいだ。川の向こうにはビニールハウスのようなものがあったがそれが何のためのものはわからなかった。

自分の腕時計では9時までまだ時間があったが早めに出発の準備をしておこうと思い、出していた服や小物などを片付け始めた。片付けがすこし落ち着いたところで、自分の腕時計ではまだ9時になっていなかったがチェックアウトを知らせる電話が掛かってきた。まだカバンに入れていないものが少しあったので慌ててすべてカバンに入れて部屋を出て1階のカウンターのところへ行った。

宿泊所ではとてもよく眠れた。ベッドも大きくて快適だった。日本のホテルと比べるとどうかと思うところもあったが、空港内のホテルに比べて安くてよかったと思う。ただ後から何か別に請求されるのではないかという不安が少しあったが(例えば電気代、クーラーの使用代等)そんなことは何もなく、チェックアウトすることができた。

部屋は意外に快適

鍵はカードキーになっていて、ドアのところにカードをかざすと扉の鍵があいた。部屋には電気のスイッチがなくて慌てたのだが、部屋を入ったところにカードを挿しておくところがあり、そこにカードを挿している間だけ電気がつくようになっていた。カードを挿すところからすぐにカードを取り出すと電気が消えてしまうのでおかしいと思いそれで使用方法が分かった。

部屋のなかは思ったより小綺麗でおしゃれな感じだった。けれどもよく見ると日本のホテルとは違い雑なつくりのところもあった。

上海浦東国際空港
テレビは液晶でした。

上海浦東国際空港
ダブルの部屋で部屋は広々

上海浦東国際空港
手洗いのところ

部屋の電気を入れると換気扇が回っているだけで少し暑かった。クーラーがあったのでスイッチを入れるとすぐに涼しくなった。テレビもあったのでリモコンでスイッチを入れてしばらく見ていた。

当然すべて中国語なのだがなぜか中国語の字幕が出ていたのでそれを見ていたら日本語と同じ漢字がたまにでてきてなんとなく放送の内容がわかり面白かった。

疲れていたのでそのまま寝ようかと思ったが、空港内をさんざん歩き回り汗だくになっていたのでシャワーを浴びることにした。シャワーを浴びて下着を着替えるとさっぱりすることができた。

そろそろ寝ようかなと思い部屋の時計を見ると12時を過ぎていたのでテレビを消して寝ることにした。ふとベッドの下を見ると小さな虫がいた。最初はゴキブリかと思ったがよくみるとオケラだった。オケラは自分が小さいときに見たことがあったが最近は見なかったので何か懐かしい気がした。

その後、電気をすべて消して、キノコが2つ並んだ変な形のスタンドの明かりだけつけて寝た。 夜の間どこからか一定の間隔で「ブー」という小さな音が聞こえていたがそんなに気にもならなかった。外は雨が降っていたせいか水の流れる音がずっとしていた。