部屋に電気湯沸かし器があったので湯を沸かそうと思ったが壊れていて使えなかった。また冷蔵庫はコンセントが抜かれていて中には何も入っていなかった。
日本のホテルでは普通冷蔵庫は部屋に入った時には使えるようになっていて中にはミネラルウォーターぐらい入っていることがほとんどだがやはりこの辺りは中国の感覚なのだろう。
また日本ではよくあるルームサービスなどはなく、食事のサービスなどもなさそうだった。サービス面では日本とは違うようだが、この方が合理的かもしれないと思った。
チェックアウトが13時30分というのも珍しかった。日本では10時がほとんどで朝はあまりゆっくりできないが、ここではゆっくりできた。
13時頃に受付けから電話があった。朝早くに起きていたが、昨日までの疲れでぼんやりしていたので、慌てて電話に出ると、部屋を替えてここにリーブするか、チェックアウトするかみたいなことを言った。慌てていたのでよく考えずに電話口で「リーブ」と言ってしまった。
よく考えると「リーブ」はたしか「残る」という意味だった。すぐにカウンターに間違いだと言いに行かないといけないと思い、あわててカバンから出していたものをすべて入れ、カードキーを抜いて1階に降りた。