搭乗口の変更

搭乗口横の案内板を見ると自分が乗る便は次の次で、入り口が開く時間までまだ時間があった。どこかに何か食べに行こうかと思いふと上を見上げるとスターバックスの看板があった。上のフロアにあるみたいなので上がることにした。少し通路を戻ったところにエスカレーターがあり上がることができた。

上がるとそんなに広くはなく飲食店が4店あった。そこにファミリーマートもあった。店は小さいが看板はファミリーマートだった。スターバックスもあったが思ったより入り口が狭く、店内も狭そうだったので入ろうかどうしようか考えるため店と店の間の柵のあるところに行き外の景色を見ていた。そこからは外にある飛行機が周辺のガラス越しに見ることができてとても景色がよかった。

上海浦東国際空港内
外の景色がよく見えた

上海浦東国際空港内
狭そうなスタバ

結局スターバックスには入らずにファミリーマートでサンドイッチと何かのジュースを買って食べた。しばらくして時間がよくわからないのでまた搭乗口の方へ行った。

上海浦東国際空港内
ファミリーマートで買ったサンドイッチと何かのジュース

下に降りて搭乗口の横にある案内板を再度よく見てみたら、自分の乗る便の番号がなく、C224搭乗口に変更になったと書かれていた。あわててC224搭乗口に行くことにした。案内板を頼りに歩き始めたが、C95搭乗口に来るため端まで歩いてきたところを逆に戻ることになった。再びかなり戻ったところようやく1階への矢印が出てきた。

上海浦東国際空港内
せっかくT2の端まで行ったのにまた戻りようやくC224への案内が出てきた

1階に降りるとそこはそんなに広くないがいくつかの搭乗口とお店があった。中央にはたくさんの椅子が並んでいて時間待ちができるようになっていた。C224搭乗口を見ると入り口が開いていて入れるようになっていたが、案内を見ると前の便の人が乗るところだった。

上海浦東国際空港内
C224の入り口

ターミナル2搭乗口エリアの端まで行く

自分が乗る飛行機の搭乗口はC95だったので案内板を頼りに歩いていくとT2の一番端の方にあった。昨日はT2とT1の間の通路を散々歩いたがまた歩かされることになった。T2の搭乗エリアはかなり長く、多分1~200メートルくらいはあったかもしれない。

上海浦東国際空港内
何のオブジェかと思って近づいてみると

上海浦東国際空港内
金魚?かと思ったら鯉だった

上海浦東国際空港内
さらに行くと待合席にオブジェが

搭乗口へ行くため歩いていたら後ろから5人乗りくらいの電気自動車が走ってきた。搭乗口までかなり遠いところもあるのでこのような車を走らせているようだ。大きさは軽自動車ぐらいあるがオープンカーで屋根やドアがなかった。

通路に人が多いので時々警告音を鳴らしていたがその音がなぜか日本の自転車によくついているベルの音で「チリンチリン」と鳴っていて少し変な感じがした。

ところどころに移動歩道もあったが歩くことの方が多かった。だいぶ歩いてようやくC95搭乗口の近くまで来た。そこは大きな円形の空間になっていて、周りはガラス張りで搭乗口がいくつかあり、たくさんの椅子が並べられていた。

近くに設置されていた時計を見ると時間がなぜか1時間遅れの14時になっていた。たしか航空会社のカウンターに行ったのは15時過ぎだったのだが・・・単に時計が遅れていただけなのかもしれない。

再びターミナル2へ移動

いまT1エリアのマクドナルドにいるのだが航空券はT2の3階で受け取ることになっていたのでT2まで移動するのに時間がかかると思い行くことにした。

通路には途中に移動歩道が一部設置されているが、歩くだけのところも多くかなり不便だ。移動の途中トイレに入った。

通路の中間にファミリーマートがあったので入ってみた。中には日本と同じようにお菓子や弁当、おにぎり、飲料などが置いてあった。日本のお茶やウーロン茶もあった。そこでおにぎり1個とお茶を買った。

T2の入り口に入る前に休憩するための椅子があったのでそこで座っておにぎりを食べたがあまりおいしくなかった。味が日本とはだいぶ違っていた。お茶は日本と同じだった。お茶は少し飲んだだけでT2に持って入ろうとしたがペットボトルは持ち込みダメみたいだったのであまり飲まずにゴミ箱に捨てた。

T2エリアに入ったら時間が15時になったので広州行きの便の航空券を受け取るため航空会社のカウンターに行った。カウンターにはすでに若い女の子が何人か並んでいたが、その子たちの発券に時間がかかりだいぶ待たされた。あまりにも時間がかかるのでその後ろに並んでいた夫婦の男性が怒って受付をしていないカウンターのところに行き別の受付の人に何か文句を言っていた。

ようやく自分の順番になったので、昨日便を変更した時に渡された用紙と航空券予約用紙、パスポートを受付に渡して発券してもらった。受付の人から昨日飛行機の到着が遅れたことや、便を変更したこと、他にもいろいろ聞かれたが言葉がわからないので適当な返事をしたら受付の人がめんどくさそうになってようやく航空券を出してきた。(広州行きがどうのこうのと言っていたようだがよくわからなかった。ちなみに広州のことを中国語でゴンジャンと言っていた)

航空券を受け取り近くのゲートから入り搭乗口へ行くため2階へ降りた。

マクドナルドで休憩

T1にはファミリーマートやサブウェイなど日本でなじみのある店がいくつかあるのだが先程ATMを探しているときに3階の奥の方にマクドナルドの看板があったので何か食べようと思い3階の奥の方へ行った。

3階の奥にはマクドナルドのテーブルと席だけがあり、注文するカウンターは2階の方で階段で降りられるようになっていた。

カウンターで37元のチーズマックバーガーセットを注文して食べた。日本で食べるのと同じ味だった。ただお店の対応がすごくだらだらした対応でこの点は日本とは違っていたが待ち時間はそんなに長くなかった。それと気になったのはトレーにハンバーガーやドリンクなどを置く配置がいい加減でなぜか右寄りに置かれていて左側が空いていた。

けれどもやはりマクドナルドは世界的な会社なのでお店の椅子やテーブルなどは日本のように統一されたものが置かれていた。それに比べて昨日のキングバーガーは椅子やテーブルが統一されておらずところどころに違うものが置かれていた。

ハンバーガーを食べているときに時計を見ると13時54分だった。航空券の受け取りの受付け開始の15時までもう少しここに居ようかどうしようか考えていたら、店員の人がトレーを片付けに来た。日本ではセルフでやるのだがこれも中国式なのだろうか。

ATMを探す

しばらく待っていると、公安の帽子をかぶった人が窓口の横に来て警備を始めた。公安の人をこんなに近くで見たのは初めてだったので少し緊張した。警備と言っても日本の警備員のようにただ窓口の横に立っているだけで、時々通行人から何かを聞かれたら案内をしているだけだった。

ようやく自分の順番になり窓口でクレジットカードが使えるか聞いてみたがダメとのことだった。窓口で聞くのはあきらめて、もしかすると知っているかもしれないと思い横にいた公安の人にカードが使えるキャッシュマシンがないか聞いてみた。するとここの3階のDライン(搭乗口)の奥のキッチンライフという店の右側にあると言われたのでそこに行った。同じ3階のフロアですぐ近くだったが先程探した時にはそこへは行かなかった。行くと普通に動いているATMがあった。

日本のATMのように画面にタッチするとパスワード入力の画面になったが文字が中国語なのでわからない。画面の下の方に「日本語/英語」と書かれたボタンがあったのでそれをタッチすると日本語表示になった。あとは画面の指示通りに操作して無事お金を出すことができた。これからどんなトラブルがあるかわからないのでとりあえず1000元出した。日本円で1万円ぐらいだろうか?

手持ちの現金が残り少ない

しばらくソファーに座っていろいろ考えていたのだが、昨日宿泊の為に200元使い手持ちの現金が数十元しかないのでどこかでお金を出さないといけないことに気が付いた。

両替所に行けばお金が出せるのではないかと思い通路の途中にトラベレックスという両替所があったのでそちらに向かった。がそこでは両替は現金のみでカードから日本円を出して現金に換えることはできないとのことだった。カードを使えるところを聞いたらT1の3階にATMがあるとのことなのでそちらに行くことにした。

T1の3階に行くと真ん中あたりに中国銀行の窓口の横にATMが2台あったが1台は電源が入っていなかった。もう1台は画面に何かメッセージが出ていて使用できないみたいだった。

しかたないので他にATMがないかT1の2階あたりも探してみたがなかった。中国銀行の窓口の人に聞こうと思い戻ってみたら、窓口に2,3人並んで待っていたのでそこに並んで待った。2,3人だからすぐだろうと思っていたがなぜか1人にすごく時間がかかっていた。多分外貨の両替などで手間のかかる手続きがあったのかもしれない。

あまりにも待ち時間が長いのでT1以外にATMがないか探そうかと思ったが周辺を見回してもなさそうだし、また通路を行ったり来たりするのも嫌なのでもう少し待つことにした。

昨日のカウンターへ

空港には9時30分頃着いた。10時まで時間がないのですぐに昨日のカウンターのところに行こうと思いT2の2階に向かって歩き始めた。バスが到着したところはT2の端の方だったのでかなり歩くことになった。

カウンターの近くまで来てみると、人が3人しかおらず、前日の女の人とは違う人がいたのでカウンターの前を通り抜けて、昨夜行ったバーガーキングの店の前まで行きどうしようか考えた。遠目にカウンター周辺を見るとスーツを着た男女がうろうろしており、近づきにくい雰囲気があった。

相手が日本人であれば前日の状況を説明するのだが、中国人なので説明することができない。近くに休憩するためのソファーがあったのでそこに座ってどうするか考えることにした。

このカウンターの人たちは空港の正式なサービスとしてやっているのだろうか、それとも空港内で勝手にやっているのだろうかなどといろいろ考えていると何か怪しい気もしてきた。日本とはやり方が少し違うけれどもこれが中国式の空港のサービスなのかもしれない。

前日の女の人がカウンターに来れば行こうと思ったがその人を見ることはなかった。結局10時を過ぎてしまい女の人も来ないのでカウンターに行くことはやめてソファーに座ったまましばらく過ごすことにした。

再びマイクロバスで空港へ

外にはすでにマイクロバスが止まっていたので、乗り込んだ。来る時と同様に他にも何人か(5~6人くらい)乗り合わせていた。

昨日車で来た時は夜だったので周辺がよくわからなかったが、帰りは天気も良く周辺の景色がいろいろ見られた。辺りには大きなビルもなく、都心ではなく郊外のような感じでひと昔前の中国のようなのどかな感じの街だった。上海というとビルが立ち並ぶ近代的な街のイメージがあったが、ここは都心部からかなり離れたところだったのかもしれない。

上海の郊外
マイクロバスで空港へ戻る時に撮影

帰りのマイクロバスの運転もかなり荒かった。高速道路では他の車をどんどん抜かしていったので多分時速100Kmは軽く出していたと思う。宿泊所を出てすぐの交差点では前の信号が赤でもまがっていた。

帰りも20分ほどで空港に着いた。帰りは天気が良く明るくて空港全体を見渡すことができたので写真を撮っておいた。

上海浦東国際空港
だいぶ空港の近くまで来た

上海浦東国際空港
上海浦東国際空港内にあるホテル

バスはT1とT2の入り口あたりで停車したが、昨日宿泊所を紹介してもらったカウンターに10時に行くことになっていたのでT2のところで降りた。

部屋は意外に快適

鍵はカードキーになっていて、ドアのところにカードをかざすと扉の鍵があいた。部屋には電気のスイッチがなくて慌てたのだが、部屋を入ったところにカードを挿しておくところがあり、そこにカードを挿している間だけ電気がつくようになっていた。カードを挿すところからすぐにカードを取り出すと電気が消えてしまうのでおかしいと思いそれで使用方法が分かった。

部屋のなかは思ったより小綺麗でおしゃれな感じだった。けれどもよく見ると日本のホテルとは違い雑なつくりのところもあった。

上海浦東国際空港
テレビは液晶でした。

上海浦東国際空港
ダブルの部屋で部屋は広々

上海浦東国際空港
手洗いのところ

部屋の電気を入れると換気扇が回っているだけで少し暑かった。クーラーがあったのでスイッチを入れるとすぐに涼しくなった。テレビもあったのでリモコンでスイッチを入れてしばらく見ていた。

当然すべて中国語なのだがなぜか中国語の字幕が出ていたのでそれを見ていたら日本語と同じ漢字がたまにでてきてなんとなく放送の内容がわかり面白かった。

疲れていたのでそのまま寝ようかと思ったが、空港内をさんざん歩き回り汗だくになっていたのでシャワーを浴びることにした。シャワーを浴びて下着を着替えるとさっぱりすることができた。

そろそろ寝ようかなと思い部屋の時計を見ると12時を過ぎていたのでテレビを消して寝ることにした。ふとベッドの下を見ると小さな虫がいた。最初はゴキブリかと思ったがよくみるとオケラだった。オケラは自分が小さいときに見たことがあったが最近は見なかったので何か懐かしい気がした。

その後、電気をすべて消して、キノコが2つ並んだ変な形のスタンドの明かりだけつけて寝た。 夜の間どこからか一定の間隔で「ブー」という小さな音が聞こえていたがそんなに気にもならなかった。外は雨が降っていたせいか水の流れる音がずっとしていた。

空港からマイクロバスで出発

待っているとマイクロバスが到着したので乗り込んだ。しばらくするとさらに数人乗り込んできて全部で5・6人くらいになっていた。いわゆる乗り合いバスのような感じだった。

その後も2度ほど停車して人を乗せた後空港を出て、高速道路みたいなところに入っていった。車の運転はかなり荒く、スピードも時速100Kmを超えていたと思う。 自分は車の免許を持っていて運転もするのだが、追い越し、車寄せ、クラクションをよく鳴らすなど、日本と比べてかなり荒っぽかった。

車で20分ほどいったところでようやく宿泊所についた。カウンターでは車で10分ほどだと聞いていたが、ここに来るまで車はかなり速度を出していながら20分もかかっていたので実際は空港からだいぶ遠いところだったのではないかと思う。

宿泊所は日本ではラブホテル(モーテルとも言うのか?)ぐらいの大きさでそんなに大きくなく階も2、3階くらいのようだった。空港を車で出るときに気がついたのだが上海空港周辺は雨で車を降りたときも雨が降っていた。

宿泊所のカウンターで一人一人並んで受付をし、パスポートチェックの後、部屋の鍵を渡された。チェックアウトは朝9時ということだった。